ヒートシールを行う際の温度について
一般的なシールというと、接着剤や粘着剤が使われていますよね。
しかし、ヒートシールは熱を利用してフィルムを接着します。
では、ヒートシールはどのくらいの温度で行うのでしょうか。
▼ヒートシールを行う際の温度
ヒートシールを行う際の温度は、使う素材によって異なります。
なぜなら、素材によって溶融温度が異なるからです。
また、同じ素材でも厚さによって溶融温度が変わってきます。
たとえばポリエチレンの場合、0.06mmは95℃・0.14mmは120℃・0.2mmは135℃となります。
このように、素材の種類や厚さによって溶融温度が違うので、ヒートシールを行う際は細かく温度設定する必要があるのです。
▼シール温度が適切でない場合に起こるトラブル
ヒートシールは適切な温度の熱を加えることで接着します。
では、シール温度が適切でない場合はどのような問題が見られるのでしょうか。
■仕上がりにムラができる
素材の溶融温度に対してヒートシールの温度が低い場合、上手く接着できていない部分が見られます。
これでは接着が十分できていない状態なので、破袋する可能性が高くなります。
■収縮する
反対に、素材の溶融温度に対してヒートシールの温度が高い場合、素材が収縮して仕上がりが汚くなってしまいます。
また、開封性が悪く使い勝手の悪い仕上がりになります。
▼まとめ
ヒートシールを行う際の温度は、使う素材の種類や厚さによって異なります。
シール温度が適切でない場合、仕上がりにムラができたり収縮する可能性があるので、適切な温度でヒートシールを行う必要があります。
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