ヒートシールの原理について
シールというと、主に接着剤を使って接着しますよね。
しかし、ヒートシールは接着剤などを使わずにフィルム同士を接着します。
では、ヒートシールはどのような原理で接着させているのでしょうか。
▼ヒートシールの原理
ヒートシールの原理は、次の通りです。
・フィルムのシール層に熱を加えて溶融する
・シール面に圧力をかけて接着する
・冷却して密閉することで接着面の強度が増す
このような原理で、ヒートシールは強度の高い接着が可能となっているのです。
昔はアイロンで熱を加えていましたが、最近ではヒートシール専用のヒートシーラーを使うのが主流となりました。
▼ヒートシールの強度を決める要素
ヒートシールは、強度が重要です。
その強度を決めている要素は、主に次の3つです。
■シール温度
シール温度が低いと、どれだけ圧力をかけても十分に接着しません。
つまり、シール温度が高いほど強度を持たせることができるのです。
■圧力
ヒートシールは、熱を加えながら圧力をかけることで接着します。
そのため、圧力の強さによっても強度が変わってきます。
強度を高めたい場合は、圧力を上げて接着しています。
■シール時間
どれだけシール温度や圧力が高くても、シール時間が短ければ十分な強度を持たせることはできません。
そのため、強度を高めたい場合はシール時間を長くしてしっかり接着します。
▼まとめ
ヒートシールの原理は、次の通りです。
・フィルムを溶融する
・圧力をかけて接着する
・冷却・密閉して強度を出す
ヒートシールは素材の種類や厚さによって強度が変わりますが、シール温度・圧力・シール時間によっても強度を調整することができます。
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