クリーンルームにおける規格の基準について
普段私たちが過ごしている空間には、さまざまな微生物や浮遊物が漂っています。
クリーンルームは、そんな微生物などを入れないように制御した空間で、規格に基づいて清浄度が管理されています。
では、クリーンルームにはどのような規格が設けられているのでしょうか。
▼クリーンルームにおける規格の基準
■FED規格
FED規格は昔から使われてきた規格で、最も馴染みがあるといっても過言ではありません。
これは、1立方フィートあたりの空気に含まれる粒子の数によって、清浄度のクラスが分けられています。
たとえば、1立方フィートに0.5μmの粒子が1個含まれている場合は「クラス1」、100000個含まれている場合は「クラス100000」となります。
このように、粒子の数によってクラス1~100000まであります。
■ISO規格
現在、ISO規格が国際統一規格となっています。
そのため、他の規格を基準としている企業では、ISO規格に変更しているところもあります。
ISO規格は、空気1立方メートルに含まれる粒子の数によってクラスが分けられています。
粒子は0.1μm以上、そしてクラスは1~9まであります。
■JIS規格
クラスの分類方法はISO規格と同じですが、JIS規格は1~8のクラスに分けられます。
▼クリーンルームの必要性
クリーンルームは、微生物や浮遊物などによって機器が故障したり、衛生面上問題がある現場に使用されています。
たとえば、精密機器を保管する場所や手術室などは、常に清浄度を管理する必要があります。
そういった現場で清浄度を維持するために、クリーンルームが設けられているのです。
▼まとめ
クリーンルームの規格には、FED規格・ISO規格・JIS規格の3つがあります。
それぞれ空気中に含まれる粒子の数によってクラス分けされており、現場によって基準となるクラスが異なります。
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